【熱帯魚】アクアリウム初心者必見!! 必要な道具は何? 準備②フィルター編その弐 フィルターの種類
フィルターの種類って?
フィルターと一言に言ってもあまりピンとこないと思います。これから様々なフィルターを紹介しますが、基本的に濾過能力は容量の大きいフィルターほど高いです。これは容量が多ければ沢山のバクテリアを繁殖させられるからです。
まぁ紹介していきましょう!
エアリフト式
エアリフト式とはエアーポンプを使用し水中で空気の泡を発生させ、泡が上に行く力を使って水も押し上げてもらいそれを動力として動かすフィルターのことです。
底面フィルター 投げ込み式フィルター
左側にあるのは底面フィルターです。これは一風変わった形をしていますが板状の部分に底砂を乗せてろ材代わりにします。底面フィルターはそのシンプルさが故、とても安価で濾過能力も高いです。これは底砂がすべてろ材になるからです。しかし欠点もあります。それは掃除がしにくいです。掃除をしようとすると水槽のレイアウトを崩して砂を掃除しなくてはいけないのでね。それとコリドラスなどの底系のお魚には底砂に汚れが溜まるのであまり良くないです。
右側にあるのは投げ込み式フィルター通称ブクブクです。これは学校の水槽などで見たことがある人も多いのではないでしょうか?しかし上の写真のような投げ込み式フィルターの濾過能力はとても低いです。しかし底面フィルター同様安価なのでサブフィルターとして使ってください。
先ほど投げ込み式フィルターは濾過能力が低いといいましたが濾過能力が高い投げ込み式フィルターもあるにはありますそれは・・・・・
投げ込み式スポンジフィルターです。このフィルターは最初に紹介した投げ込み式フィルターの白い部分などがすべてスポンジでできています。このスポンジに大量のバクテリアが住み着くことによって高い濾過能力を発揮してくれます。
上部式フィルター
上部式フィルターはその名の通り、水槽の上部に設置する方式のフィルターです。このフィルターは容量も多くて値段も3000円以内と比較的安価です。私はこのフィルターをお勧めします。理由はその圧倒的な濾過能力にあります。上部式フィルターは水が空気と触れている時間が長いため、バクテリアがとても活動的になります。なので同じろ材量で比較するとすべてのフィルター内で1番濾過能力が高いと思います。
★ポイント★
上部式フィルターを使用するときは、箱に入っていたろ材などをそのまま入れるのではなく、リングろ材などのの多孔質な生物濾過用のろ過材を入るだけ詰めましょう。この時、ウールマットは敷いても敷かなくてもどっちでもいいです。前にも話した通り、物理濾過や化学濾過(吸収濾過)は正直いらないのでね。これをするだけで濾過能力は数倍に跳ね上がります。
外掛け式フィルター
外掛け式フィルターは水槽のふちにかけて使用しますがこのフィルターを使うのは小形水槽までにしたほうが良いです。容量が小さめなので。 このフィルターには中に右の写真のようなろ過材を入れて使用するのが一般的ですがこのままでは濾過能力が低すぎます。そこで上部フィルターの時も言ったようについてきたろ材は使わず、中身をすべてリングろ材などにしてしまいましょう。そして外掛け式フィルターのメーカーなのですが、GEXさんの「簡単ラクラクパワーフィルター」がおすすめです。なぜなら他社よりも圧倒的に容量が多いからです。
外部式フィルター
外部式フィルターですがこれは水槽の外に設置している箱状のフィルターに水を呼び込んで濾過する方式です。密閉されていることから密閉式フィルターとも呼ばれます。
このフィルターの濾過能力は圧倒的です。値段も圧倒的ですがね・・・。外部式フィルターの特徴はなんといってもその容量です。種類にもよりますが上部式フィルターの倍近くあります。しかし密閉式故、二酸化炭素が溜まりやすいです。なので外部式フィルターを使う際はエアレーション(ブクブク)をしたほうがいいと思います。まぁエアレーションしなくても水槽内に酸素を溶かす方法があったりもするのですがそれは後程紹介します。
あとは、水草中心の水槽を作る際は二酸化炭素が逃げないので外部式フィルターがおすすめです。
オーバーフロー式ろ過システム
このフィルターは・・・っていうかろ過システムは上部のメイン水槽の下に濾過槽(サンプ)を設置します。濾過槽からポンプでメイン水槽に水をくみ上げて、一定の水位に達するとフロー(溢れる)仕組みです。
画像を見たらわかると思うのですが、濾過槽が馬鹿でかいです・・・まぁ水槽ですもんね・・・お財布に余裕があるのならこれが一番ですが現実難しいです。なんせ60センチ水槽のオーバーシステムでも最低50000円以上はしますから・・・
あーあ俺には無理か・・・こんな高価なもん・・・と思ったあなた!!実は自作することができるんです。その名もダブルサイフォン式オーバーフロー水槽です。ここでは紹介しませんがそのうち紹介しますね
今回のまとめ
- フィルターの中身はとりあえずリングろ材などの多孔質のろ材にしておけば濾過能力は格段に上がる
- 物理濾過、化学濾過はいらない。物理濾過はごみをこしとってもそれをこまめに掃除しなければ分解されてアンモニアになってしまい、物理濾過の意味がなくなりますし。
- オーバー水槽は高価だが自作できる
- 書いてませんが、水中式フィルターというのもあります。これは投げ込み式フィルターのモーター付き版だと思っていればよいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。次回はリングろ材などの多孔質ろ材について紹介していこうと思います。